小さな世界

アラカンですがかわいいものが大好き。メインは好きなおもちゃの紹介で、日常の雑記や愛犬のこと等も。昔のブログから手動で引っ越し作業中の為、過去に書いた記事も多いです。

デイサービスに向く人向かない人

 

父は1年前くらいから週2でデイサービスに通いはじめました。

 

父は腰の病気もあって早めの60歳で定年退職しました。

腰の手術後はずっと家で酒を飲んでTVを見るだけの引きこもり状態。

 

母は78歳までずっと外で仕事していてウォーキングが日課だし

近所に友達も多いので友達と会ったり

日本舞踊のお稽古に通ったりと外に出るのが好きな人なので

仕事をしていた時は家にいる時間は少なかったです。

 

で、ずっと家に一人なのがストレスだったのか

父はお酒に依存しだして(元々お酒が好きな人ではありましたが)

最終的に手に震えが出たり幻覚を見たり起き上がれなくなって

尿も出なくなり救急搬送される事態になりました。

 

救急搬送の時に姉が呼ばれて付き添ったそうなんですが

普段の父とは完全に違って目が逝っちゃってて怖かったそうです。

それで父は3か月ほど入院していました。

 

退院後は要介護状態で母が付き添って通院生活が続いていますが

歩行練習や筋力をつけないといけないし

リハビリも兼ねてデイサービスへ行くことを母に提案された時に父は

「なんでそんなんに行かなあかんのや」と、物凄く嫌がっていたそうです。

プライドの高い人なので介護施設に行くということは

自分は介護されないといけない人間なのかという偏見があったのかもしれない。

 

それが今ではデイサービスに行く日が楽しみで仕方ない日々で

デイの日はわくわくしています。

 

元々、父も人と話をするのが好きなよく喋る人だったので

今はデイで他の利用者たちと話ができるのが楽しいみたい。

「最初、あれだけ嫌がってたのが嘘みたい」と母も姉も嬉しい苦笑い。

 

私も娘として父にも生きる楽しみができてよかったと思ってます。

 

今はお酒は絶っていますがあまり我慢させるとストレスになるので

たまにノンアルコールだけ飲ませているらしいけど

やはり本人はアルコールが入ってないと物足りないみたいで

未だにお酒のことを忘れられずに「酒が飲みたい」と言っては

いつも母と喧嘩になってますが。

 

父はお酒を飲まなきゃ穏やかな性格のいい人なんですが

酒が入ると絡むしうるさいしくどいし酒癖が悪いタイプ。

 

で、父はデイサービスに向く人でよかったんですが

母が送迎の時に職員さんに「ご迷惑おかけしてないですか?」と聞くと

父はむしろ誰とでも楽しく話ができるので職員から見て

模範的な利用者になるらしい。

逆に、やはり介護施設に向かないトラブルになる人も結構いるそうで

特に女性よりも男性に迷惑利用者が多いらしい。

 

スタッフと喧嘩したり他の利用者に喧嘩売ったり頑固な人がいるんだって。

そういう人だと家にいられても大変そうだなと思いました。

施設では横暴にふるまうけど家ではおだやかになるのかわからんけど。

 

あと、私みたいに家でひとりで楽しむ趣味があると引きこもりでも

全然辛くないんですが(むしろ楽しい)

実際に自分が70、80歳になったらどうなってるかわからない。

自分の健康寿命が長ければいいんだけど。

健康寿命とお金ですね。